改ざん防止・データ消去防止 Write Once 共有フォルダの削除

SynologyのNASでは、DSM7.2から一部の機種でWrite Once機能が利用可能です。

Write Once 共有フォルダは、変更や削除ができないようにロックされ、データ保持ポリシーを技術面から強化します。
定められた期間フォルダを保護したり、あるいは変更を永久に無効にすることができます。

対応機種はSynoloogyのサイトを参照下さい。
  WriteOnce と不変スナップショットをサポートする Synology NAS モデルは?

WriteOnce 共有フォルダは2つのモードがありますが、「共有フォルダの削除」の仕様が大きく異なります。
 エンタープライズモード(企業モード) : 削除できます
 準拠モード(コンプライアンモード) : 削除できません
   ※ディスクを取り出してフォーマットすれば削除は可能です

目次

WriteOnceは共有フォルダ「エンタープライズモード(企業モード)」の削除方法

「コントロールパネル」→「共有フォルダ」よりWriteOnce企業モードの共有フォルダ「02-test」を選択し、削除をクリック

Write Once 共有フォルダの削除画面

以下の注意のチェックボックスにチェックを入れ「削除」をクリック

注意のチェックボックスに記述されている内容
  私は選択した共有フォルダが削除されることを理解しています。
  以下も削除され、復元することができなくなりますのでご注意ください。
  ・共有フォルダのスナップショット

Write Once 共有フォルダの削除画面

管理者パスワードを入力し、「送信」をクリックしますと作業完了です。

Write Once 共有フォルダの削除画面

WriteOnceは共有フォルダ「準拠モード(コンプライアンモード)」の削除検証

「コントロールパネル」→「共有フォルダ」よりWriteOnceコンプライアンモードの共有フォルダ「03-test」を選択し削除をクリック

Write Once 共有フォルダの削除画面

「この操作は以下の理由で実行できません」と表示され削除できません。

Write Once 共有フォルダの削除画面

ボリューム1の削除を試してみますが削除できません。
ストレージプール1の削除も同様、削除できません。

Write Once 共有フォルダの削除画面
Write Once 共有フォルダの削除画面
Write Once 共有フォルダの削除画面

「システムリセット」の「初期化リセット」より「すべてのデータを消去」を実施しても操作が実行できません。

Write Once 共有フォルダの削除画面

準拠モードで WriteOnce 共有フォルダを削除する方法

準拠モードで WriteOnce 共有フォルダを削除する方法は、Synoloogyのメーカーサイトを参照下さい。
 準拠モードで WriteOnce 共有フォルダを削除する方法

 全てのディスクを取り出してフォーマットすることになりますので、大変な作業になります。
 削除ができないだけにWriteOnce機能として信頼性が高いことになります。

WriteOnce機能をテストしてみたい、軽く話を聞きたい方はこちらからご連絡ください

目次