2025年5月に研修で台湾に行き、COMPUTEX TAIPEI 2025に参加してきました。
今年はSynologyのブースも同会場で行われていました。


ストレージ
25シリーズ
以前別の記事でもご紹介させて頂きましたが25シリーズが展示されていました。

スペックなどは下記記事をご確認ください。
■Synology 新製品 DS925+, DS1825+, DS1525+ 登場
https://www.atc.jp/synology-new-models-2025/
DPシリーズ
バックアップ機能に重きを置いたシリーズとなります。
従来の「Active Backup for Business」ではバックアップファイルにイミュータブル設定(データの不変設定)ができませんでしたが、こちらのシリーズではバックアップ設定でイミュータブル設定をするか決めることが可能です。
既存のシリーズとは違い、ディスクも一緒に入っているので容量が型番毎に決められています。
DP320、DP340、DP7400のラインナップに加えてDP7200をリリースするとのことでした。
DP7400のスケールダウン版となるようです。

DP7400 | DP7200 | |
CPU | AMD EPYC 7272 (12コア) | AMD EPYC 7272 (12コア) |
メモリ | 64GB (最大512GB) | 32GB (最大512GB) |
ストレージの構成 | ・10 x 20 TB HDD (RAID 6 + 1 スペア) ・2 x 3840G SSD (RAID 1 | ・10 x 12 TB HDD (RAID 6 + 1 スペア) ・2 x 1920G SSD (RAID 1) |
推奨バックアップ元 | 83.5 TB | 56 TB |
ネットワークインターフェイス | ・1 x 1GbE RJ-45ポート (管理用) ・2 x 10GbE RJ-45ポート (データ転送) | 1 x 1GbE RJ-45ポート (管理用) 2 x 10GbE RJ-45ポート (データ転送) |
寸法 | 88 x 430.5 x 692 mm | 88 x 430.5 x 692 mm |
重量 | 23.4 kg | 23.4 kg |
弊社では最近DP340を導入しましたのでDPシリーズのレビューはまた後ほど記事にしてご紹介したいと思います。
ネットワーク機器
PoEスイッチ
SynologyからPoEスイッチが発売されるとのことでした。
型番はPS500、PS1000+、PS2600+となります。
・PS500 (管理画面無しモデル)
PoE+ポート (最大60W出力) ×4
・PS1000+
PoE+ポート(最大65W出力) ×8 & SFPポート ×2
・PS2600+
PoE+ポート(最大185W出力) ×24 & SFP+(10GbE) ×2
Synology製品のカメラとの互換性が高く障害検知やアラート発報が可能です。
発売日は夏頃でしたが、今後PoEスイッチの提案時に候補の1つにすることができるかと思っています。


アプリケーション
既存サービス「Synology Office」がAIと統合されて、「Synology Office Suite」となるようです。
AIと統合されることでドキュメントの下書き、校正、翻訳をおこなえます。
・Synology meet
Google meetやMicrosoft Teamsのようにチャットやビデオ通話が可能
チャットからワンクリックでビデオ通話をすることができます
・chat plus
NASがあれば文字起こしが可能
※Synology Officeとは
Synology Driveのウェブポータルでドキュメント、スプレッドシート、スライドを作成・編集できる
オンラインコラボレーション向けのアプリケーション

最後に
他にもクラウド中心としたソリューション、AIとの連携を向上させたソリューションなどもありました。
現地のSynologyの方に細かく製品をご説明して頂きました。
来場者が多くお忙しいところ、説明のお時間を頂き大変ありがたく思っております。
ありがとうございました。